介護の仕事は体が基本であるため、普段から健康を維持する取り組みが必要です。健康維持の重要な鍵を握るのが食事であり、きちんと栄養を取る普段からの心掛けが欠かせません。
例えば朝食を抜くと介護の仕事に必要なエネルギーが不足するため、朝食を抜かない工夫が必要です。朝忙しい中でも簡単に朝食が取れるよう、簡易的な食事を用意するのも方法の一つとして挙げられます。近年では手軽にエネルギーを摂取できる栄養バランス食が増えていて、朝食を抜くよりは健康の維持に有効です。
一方で健康維持のためには肥満予防も欠かせません。体力を使う介護の仕事では肥満にはなりにくい傾向にあるものの、それでも摂取カロリーを管理しないと肥満に陥る可能性は考えられます。肥満の原因として考えられるのが間食の問題です。一日三食の食事の他につい食べ物を口にしがちであり、本人が意識しない間にカロリーを取り過ぎている場合が珍しくありません。間食はカロリー過多だけでなく栄養バランスが偏る原因ともなりやすく、健康維持には問題があります。間食はできるだけ控えて、介護の仕事に万全の態勢で臨めるよう備えた方が賢明です。
栄養バランスを意識した食事を毎日取るために、栄養学に関する知識はあった方が役立ちます。介護の仕事でも栄養学の知識があると食事の献立作りなどで役に立つため、介護業界で仕事を始めることをきっかけに栄養学について基礎的な勉強を行うというのも損はないでしょう。